マルヒコに行ってみよう!仕事も休憩も遊び場も【能代駅前・マルヒコビルヂング】

秋田県の北部沿岸の街、能代市。
JR能代駅前・畠町通りに新たなリノベーション施設が誕生し、2022年4月6日、グランドオープンを迎えました。

旧丸彦酒店の名前を継承して「マルヒコビルヂング」と名付けられたビル。
1階には子どものあそび場やカフェなど憩いの場が、2階にはレンタルオフィスなどビジネススペースが、地下1階には交流の場「DIYのがっこう」が設けられます。

この2階フロア「Co-motomachi」の設計監理をリリーアーキテクツが担当しました。2021年に先行オープンしているフロアですが、中の様子を少しご覧ください。

Co-motomachi:レンタルオフィス、シェアオフィス 、コワーキングスペース

天井高を生かした高さや壁のボリュームを意識した空間作りををめざしました。光が入りにじむことによって奥行きが感じられるようになりました。

コンクリート躯体は一部そのままに、そこに杉の無垢の家具を合わせる事で甘くなり過ぎず適度な緊張感のある組み合わせが出来ました。リリーアーキテクツいち押しの組み合わせです。

また、ゲストのレンタルスペースを道路面に持ってくることで、内側の人の動きが外に見えるようにしました。ビル内からもビル外からもお互いの様子がうかがえると、一体感や安心感がもてるのではと考えました。

オフィススペースは、契約スペースだけで完結させないよう、オフィスの延長として外も使ってはみ出していくようなイメージです。

隙間スペースには、田楽(能代の祭り〈能代役七夕〉で子どもたちが持つ長方形の灯籠)をイメージできるような棚を。ここには小割り材などを用い、供用の本や植栽を置いたり、プロダクト製品のディスプレイに使用したりできるようにしています。

木のまち、能代らしく木が身近であるということを改めて感じてもらいたいと考えました。

ただの事務所フロアにするのではなく、レンタルオフィス(6室)、シェアオフィス(4席)、コワーキングスペース(12席)を隣接させることで、入居者さんとコワーキングスペースを利用する人たちとの空間を緩く繋げ空間の一体感を図りました。この中で新しい交流やビジネスが始まる可能性に期待しています。

現在はデザイン系、教育系、農業系、サービスなど、異なるジャンルの企業が入居しており、日々いろいろな人が行き交っています。

使用木材
杉構造材/杉小割り材/杉3層パネル

面積
改修面積 151.26㎡

施工
株式会社 鈴喜代

Co-motomachi
営業時間 9:00-20:00
日曜・月曜定休
コワーキングスペース 3時間500円/ワンデー(3時間超)1,000円
ミーティングスペース(最大8名) 1時間1,000円
https://noshiroyamori.com/

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