木々と水、木漏れ日。八峰町の自然をそのままLABO and CAFE YAMAMOTOへ

マイクロブリュワリーを併設した山本酒造店の新しいカフェ施設、LABO and CAFE YAMAMOTO。

八峰町にこの春グランドオープンして県内外からのお客さんで賑わっていますが、先日、外構ができあがり、テラスや庭木や水盤のある景色が私たちの目を楽しませてくれています。

ピロティ(壁がなく柱だけで構成された吹き抜けの空間)からの風景です


植栽のイメージは「八峰町の環境に合った、自然な雰囲気の庭」。

白神山地や留山、海岸沿いにあるような木を取り込むことで、それを実現させようと試みました。

敷地全体で使用している樹木は20種類およそ70本。

常緑樹、針葉樹、紅葉樹、実をつける木。
四季折々の八峰町の自然をそのまま持って来たようです。

天気の良い日には水の流れや木漏れ日を感じながらくつろげるテラス席


このテラスのすぐそばには、白瀑神社の水辺を連想させるような州浜が作られました。


さて、こちらは木と水の庭。
三つの水面で建物を包み込んだこの水盤は、まるで水面に浮かんでいるような感覚にさせてくれます。

植栽も水辺に馴染むサワグルミやミズナラなどをしよう


また、この池には、山本酒造店で使っている「水」を身近に感じながら飲食を楽しんでもらいたいという思いも込められています。

左奥が駐車場。水路の水音で来訪者を出迎えます
建物内から見下ろした水盤です




大きくカーブを描いたこのピロティ。
右奥に見えるお社も、緑で彩りました。もう少し木々が成長して葉が茂るころには、防風防潮機能を備えた森になってくれる予定です。

左右と後方からの視線に配慮した、木と水の庭
左奥に見えるのが、昔から酒造りをしている建物です

山本社長がおっしゃるには、この庭は「白神山地の里山を酒蔵の敷地内に再現するという実験的な試み」だそうで、たしかに、まわりを眺めながら歩くだけで感じるこの心地よさ。

試みは成功しているように思います。
今後も興味深い試みやプランが出てきそうですので、ひきつづきご注目ください。

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